オモロイもんについて考える

機能amazonで藤森照信という人の本を注文しました。
藤森流 自然素材の使い方

いくら仕事の速いamazonでも夕べ注文したとこなのでまだ届いてないのですが、この人の本は他にも何冊か持っています。
藤森さんは、まず建築史家として何冊も著作があり東大の教授でもあります。
でもヒグチが好きなのはケンチク作品のほうで、これがオモロイ家ばかりなのです。たとえば家全体にタンポポが生えているタンポポハウスや、建物屋根の上にニラが生えているニラハウス、はたまた木の上に家をつくってみたりと、東大の教授とは思えないオモロイおじさんなのです。
今日のテーマはこの関西弁の「オモロイ」という言葉。
この言葉は、ただ面白いという意味だけではなくて、例えば映画のシーンなどで
チンピラ「ワレ殺したろか!」と拳銃を出す。
万田はん「オモロイもん持っとるやんけ。」と笑顔で応酬。
怖いはずの拳銃に「オモロイ」で形成を逆転する。このように「オモロイ」には価値観をひっくり返すだけのパワーがあります。
大阪梅田に原広司という人が設計したスカイビルという真中にポッカリ穴のあいたビルがあります。
このビル、計画段階で穴あきでいくか、穴なしにするか議論になったとき、あの安藤忠雄の
「穴があいてるほうがオモロイ」
という一言で今の穴あきスカイビルになったそうです。
理由を聞かれて「オモロイから」なんていわれたら反論のしようがありません。
このように「オモロイ」には全てを超越する恐ろしいパワーがあるのです。
先日購入した掃除機の「ヘンリーくん」も選んだ一番の理由は「オモロイ」からなんですよね。
ヒグチヒロユキ建築事務所も「オモロイ」と言ってもらえるようなケンチクをつくりたいものです。
でもこの「オモロイ」誰でもを使いこなせるというものではなくて万田はんや安藤忠雄のように人間的な器の大きさが必要だということは言うまでもありません。
おもろい女

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