先日、生まれて初めて障子の張替えを体験しました。
引っ越した当日にうちの良い子達がビリンビリンに破ってしまったので納戸に片付けてあったのですが、寒くなってきたのでだしてみようかとあいなったのです。
![]()
これだぜ↑
まずはじめに残った障子紙を剥がすのですが、これがなかなかきれいにいきません。水で濡らしたりしながらすこしづつ剥がしていきます。
![]()
せめてもの罪滅ぼしか↑
剥がしが終われば桟をよく乾かして次は貼り付けです。
現代の障子紙にはかんたんアイロン貼りタイプという便利なもんがありまして、割とカンタンにスイスイ貼れます。すこしたるんだ場合は霧吹きでシュッとやって乾くとピンピンだす。
![]()
ビューティー↑
最近は障子が一枚もない家も多いですが、障子の断熱効果はカーテンやガラスなどと比べても断然優秀で光熱費もエコ!材料も自然素材でエコ!なかなかエコエコの良い子なんですね。
もともとは障子と襖(ふすま)は両方ひっくるめて「障子=さえぎるもの」と呼ばれていました。
現代のいわゆる障子は後に「明かり障子」という名前で襖から枝分かれしたものです。
明かり障子の誕生は平安時代末期の頃で襖よりもおよそ100年程後だといわれています。
現代はガラスというものがあるので建具を閉じていても光が入ってくるのは当たり前だ!てなもんですが、当時は建具を閉じたら真っ暗が当たり前。
閉じたまま光が入る明かり障子の誕生は当時のケンチク界を揺るがす、まさに画期的な大発明だったことでしょう。
しかしこんなに華奢で壊れやすい素材を軽やかにケンチクに取り入れるという発明をした当時の建具屋さん?は素晴しいですね。
きっと「そんなすぐ破れるようなもん!だれが使うねん」なんて親方に怒鳴られて悔しい思いもしたことでしょう。
障子をケンチクに使うとき、これがあるだけで強烈に「和」を感じさせる和風のキーワードみたいなところがあって、イメージの強さに少し使うのが難しい部分もありますが、今回障子にタップリ触れてみて、ヒグチヒロユキ建築事務所の仕事にも機会があればもっと取り入れていきたいなぁと思いました。
でも障子の一番良いところは、家族で張り替えるというイベントがあるところ。その為にはたまには破れるのも良しとしましょう!
![]()
ね!


